酔いどれ三十路男による不急提言

酒でも飲みながら、世の中に対して思ったことを、何となく書き綴ります。

物議を醸している”校長「2人以上生むこと」発言”について考える

 

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大阪市の中学校校長が全校集会の場で、

「女性にとって最も大切なことは、子供を2人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。」

と発言して、大いに物議を醸しています。

news.yahoo.co.jp

 

世間の大半が批判的に捉えていますが、中には擁護するような意見もあります。

確かに自分の主張をあまりにストレートに発言してしまってはいますが、それでもこれ程の嫌悪感をもって批判される内容なのか、私は疑問に感じます。

少子化問題は我が国日本にとって、喫緊の課題です。

例えば誰かが、

「昨今の少子化に鑑み、合計特殊出生率が2に近づくよう、対策を立てていくことが最も重要である。」

などと言ってもまずもって批判されることはないでしょう。

ストレート過ぎる表現ではありますが、校長発言も言わんとしていることは同じ意味です。

子供を産むことは女性にしかできないことですし、1人の女性が2人の子供を産まなければ、必然的に人口減少は免れませんから。

少子化云々などと言うよりは、生徒に対して「子供を産むことは大切なことなんだ!」と伝えた方がよっぽど効果は高いと思います。

この校長の真意など、私が知る由もありませんが、私なりに校長が伝えたかったことを解釈すれば、

 

「昨今においては”女性にとって仕事で活躍することこそが最高の自己実現”的な風潮がある。確かに仕事で輝いている女性は素晴らしいし、そういった女性が良くメディアで取り上げられている。しかし、子どもを産み、そして立派に育てあげることは、仕事で活躍することに負けないぐらい素晴らしいことであり一大事業である。子育てを馬鹿にするな!仕事ではあまり活躍できなかったけれども、子育てに専念し立派に子どもを育て上げたお母さんを世間はもっと賞賛すべきだ!」

 

といったところでしょうか。

かなりの意訳で私の私見も入っているかも知れませんが、概ね、こんな感じだと思います。